ファームのススメ

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ドラ女・日高優月(SKE48)も注目!スター候補だらけのファームの魅力

2020/11/22

中日ドラゴンズファンとして有名なSKE48の日高優月さんは、メディアや自身のYouTubeチャンネルで、日々ドラゴンズ愛を発信している。前編ではそんな熱い思いを語ってもらったが、特に若手選手の話となると言葉が止まらない!「ロマンしかない」という、有望株だらけのファームについて話を聞いた。

■「数年後、一軍で見たい」期待の若竜たち

毎日のように試合をチェックし、暇さえあれば球場にも足を運ぶ生活。しかし、実はファームには行ったことがないのだとか。

「中々スケジュールが合わなくて行くことが叶わないんですが、情報はチェックしています。今のファームはロマンしかない!数年後、同じオーダーで一軍で見たいと思うような打線なんですよ」と目を輝かせる。

現在のドラゴンズはドラフト1位ルーキーの石川昂弥内野手、2年目の根尾昂内野手など若手の有望株が集う。日高は特に、根尾選手に注目しているようだ。

「根尾選手は、いいところで打たせてもらっている印象があります。ファンとしては『早く一軍で見たいな』って思っちゃうんですけれど、ドラゴンズOBの方々は『高卒で入ってきたので、2軍でしっかりと毎日野球する生活に慣れるのが大事だ』と仰っていた。まずはそこから着実に積み重ねて上がってくるのかな...とか色々勉強しつつ、楽しみにしています」

昨シーズンのドラフト1位として大きな期待を背負う根尾選手は、今季は主にファームで出場を重ねた。ウエスタンリーグで71試合に出場し、打率.238、5本塁打、33打点をマーク。また8月には一軍に昇格し、待望のプロ初安打もマークしていた。来季以降の飛躍がファンには待ち遠しい。

■大島洋平選手の"後継者"?ネクストリードオフマンに注目

また、これから絶対に来る選手として名前を挙げたのが岡林勇希外野手だ。「ルーキーながら、次の大島洋平選手(外野手)のようなリードオフマンになれるんじゃないかなと期待しています!」

ドラフト5位で入団した今季は7月に初めて1軍の舞台に立つと、6試合で7打数2安打とプロ初安打もマーク。ファームでは1番で出場することが多い選手だが、「塁に出ろと言われたら、絶対に出るんですよ!勝負強さも、若さゆえの思いきりもあると思う。高校時代は二刀流だったので守備力はこれからかもしれないですが、野球センスが高いんです!」

長年チームを守ってきた大島選手も35歳となり、ファンにとっては後継者が出てきてほしいところ。「まだ一軍では2安打ですが、2安打とも印象に残る安打だったんです。スタイルも似ているし、来年以降も頑張ってほしい」とエールを送る。

■投手も原石だらけ!石川翔投手との"交流"も...

さらには3年目の山本拓実投手にも熱視線を送る。「同世代とバチバチに競い合って出てきた。167センチと野球選手にしては小柄ですが、逆に有利に働いている感じがします。丁寧だけど、いい投げっぷりなんです!」

山本拓実投手は今季1軍で9試合に登板し、1勝3敗、防御率5.59をマーク、先発登板だけでなく中継ぎとしても登板していた。またウエスタンリーグでも8試合に登板し、4勝2敗、防御率3.22。今後の成長が期待される若手のひとりだ。

期待の若手投手には他に、石川翔選手がいる。山本投手と同じく3年目だが、実は入団当初から日高と交流があるのだという。 

「石川選手が入団される際に番組で取材をしたのがきっかけ。石川投手が元々AKB48のファンだったので、『SKE48もどうですか?』っておすすめしたんです。そうしたら、チームメイトの方と劇場公演見に来てくださって。ファンに勧誘しちゃいました」

石川翔投手は将来のエース候補と目される有望株だが、2018年に右ひじを手術しており、現在はリハビリに励んでいる。来年以降、成長に注目したい投手だ。

■推しメンは今季入団のあの人「高校時代から見ていて...」

そんな多くの若手の中でも日高の"推しメン"は、今季入団の郡司裕也捕手だ。慶應大時代には同大学では高橋由伸氏(元・巨人)以来となる東京六大学の三冠王にも輝いた逸材だが、なんと高校時代から目をつけていたのだとか。

「郡司選手は私と同い年で、高校3年生の時に仙台育英高で甲子園に出場しているんです。その年の甲子園は熱心に見ていたのですが、すごくいい選手だなって記憶に残って、早慶戦を見に行ったこともあります。その選手が、まさか自分の好きな球団に来るなんて!縁があると思って、本当に応援しています」

今季はウエスタンリーグで17試合に出場し、1本塁打4打点、打率.289をマーク。6月には1軍初昇格を果たし、同期の岡野祐一郎投手とスタメンで新人バッテリーを組んだことも話題となった。シーズンでは30試合で4打点、打率.156とした。

こういったスター候補たちがしのぎを削る場とあり、ファームはドラゴンズファンにとって目が離せない存在となっている。「近い場所ですし、よりリアルな姿がみれる場所。一軍に上がるまでの過程も知ることができたら楽しそうですよね」と目を輝かせる日高。ファームデビューの日も近い?

取材・文=臼井杏奈、撮影=竹中玲央奈

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