2023/07/02
交流戦が終了し、同一リーグどうしの戦いが再開したプロ野球。「スカパー!プロ野球12球団応援プロジェクト」の各チームの応援団長たちが応援にもラストスパートを掛けている。
今回は、福岡ソフトバンクホークスの応援団長を務める原口あきまさにインタビューを行い、ファンになったきっかけやチームの魅力について語ってもらった。
――ホークスファンになったきっかけは?
「福岡にホークスが来てからですね。それまでは親父の影響で西鉄ライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)を応援していたんですけど、ホークスが福岡にやって来ることになって『福岡の球団はホークスだ!県民はホークスを応援せにゃいけんやろ』と。すぐに私設応援団に入って、それからどっぷりハマっていったという感じですね。だから、日ハムが北海道に行った時に、道民がめちゃめちゃ盛り上がった気持ちがすごく分かりましたもん」
――チームのどんなところに魅力を感じていますか?
「層の厚さとファンサービス、そしてホークスファンの熱量!これはロッテにも負けない熱さだと思っています。あと、特に女性にお薦めしたいのは、選手の"ホークス顔"ですね。ギータ(柳田悠岐選手)を筆頭に、クリ(栗原陵矢選手)もそうですし、一番人気は板東湧梧投手かな。そういうきれいな顔をしている選手が多いという意味では、"推しメン"を選びやすいんじゃないかなと」
――ファームの注目選手は?
「僕は"ロマン砲"のリチャード選手をずっと推してるんですよ。ずっと1軍と2軍を行ったり来たりしてるんですけど、いつか花咲くんじゃないかなと。三振も多いですけど、当たった時は気持ちよく飛んでいくので、本当に一流選手になってほしい選手の一人です。実際お会いした時に、彼の明るさに『こういう選手はホークスに大事やな』って感じたんですよ。ただ、真面目な部分もすごくあるから、真面目過ぎるが故になかなか自分のスタイルを見つけにくくなっていて伸び悩んでいるところなんじゃないかなと。2軍ではバンバン、ホームラン打ってるんですけど、1軍だとワンチャンスしかないからなかなか...。彼にはもっとチャンスを与えてほしい!あとは、生海選手。今年のキャンプで観たんですけど、飛距離もすごいし『どこ投げても打たれるんじゃないかな』というくらいの貫禄があるんです。だから、2年後とかすごく楽しみですね」
――ファームの魅力は?
「選手たちは『いつか1軍で』という気持ちもありますし、いつ1軍の補強選手として呼ばれるか分からないので、競争心というのはすごいと思うんです。特にホークスは1軍で活躍できる選手の層が厚いので、ちょっと1軍がくすぶっている時にファームの結果を見て『よし、勝ってる』ってホッとしたりしてます(笑)。『ファームがこれだけ強ければ、数年後の(1軍の)未来も明るいかな』って思えるので」
――本拠地の福岡PayPayドーム楽しみ方は?
「今年ドーム開業30周年を記念していろんな著名人の方々が歌った球団応援歌『いざゆけ若鷹軍団』が試合前とラッキーセブンに流れるんですけど、その中に僕がいます!見つけてください(笑)」
――最後に応援団長としてメッセージをお願いします!
「開幕前、『今年は本当に10ゲーム差ぐらいで勝たないと意味がないくらい戦力を揃えた』って言ってたんですけど、『今、ちょっと話が違うな...』って(笑)。でもこれは前半戦の話で、後半戦は全然違うかたちで強いホークスが見られると思うので、気付いたら5、6ゲーム離れて優勝してるんじゃないかなと思ってます!10ゲームから半分減らしましたけど(笑)」
文=原田健