2021/08/24
※全て撮影時のみ、マスクを外させていただいております。
瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ「STU48」の甲斐心愛(かい・ここあ)さんは、広島県出身の大のカープファン。毎年広島東洋カープが制作している応援歌ムービー「 それ行けカープ リレー映像」にも2度出演しています。
アイドルとして、ファンとしてカープを応援する甲斐心愛さんに、カープとの思い出や魅力を語っていただきました。
応援したくなったらすぐに球場へ! カープに囲まれた幼少期
家族全員が根っからのカープファンなんです。物心がつく前から、父に連れられ旧広島市民球場(※参照)で試合を観に行っていました。野球のルールはあまり理解していませんでしたが、ファンの方々がプレーごとに一喜一憂しているのを見て雰囲気を楽しんでいました。家でもナイターの中継を見ることが多くて、自然に私もカープファンになっていました。
※旧広島市民球場は、2009年3月まで広島カープの本拠地として使用されていた。現在は閉鎖。
小学校1年生の妹はまだ野球のルールが分かっていないのですが、私と同じように球場に連れて行かれています。昔の私もこんな感じだったんだろうな、と。私と同じようにカープの英才教育を受けているので、妹もきっと筋金入りのカープファンになると思います(笑)。
小学生から中学生までは「ジュニアカープ」という、子供向けのファンクラブに入会していました。会員特典のひとつで、カープの主催試合はいつでも無料で観戦に行ける環境でした。
「今日は家で中継を見る」と決めていた日でも、試合を見ていたら現地で応援したくなって。家を飛び出してマツダスタジアムまで行っちゃう、なんてこともありました。スタジアムまでの電車もカープのラッピングで埋め尽くされた「カープ電車」で、学校で使う文房具もカープグッズばかり。文字通り、カープに囲まれた幼少期でした。
今も暇さえあれば観戦に行っています。ここ数年でカープファンが増えたので以前のように当日チケットを買って観戦に行くことができなくなったのは寂しいですが、やっぱりファンが増えるのはうれしいですね。
まだマツダスタジアムにしか行ったことがないので、他の球場でも観戦してみたいです。特に甲子園球場は高校野球も開催されていて野球の聖地のように思っているので、一度は行ってみたい球場ですね。
カープは家族のコミュニケーションのきっかけ! 今年の推しは、森下暢仁選手
高校生になると、思春期ということもあり父と会話する機会が少なくなりました。それでも、カープのことだけは自然と話しかけていて、「今日もカープ勝ったね!」とコミュニケーションのきっかけになっています。カープのおかげで家族のコミュニケーションが弾むのである意味感謝です(笑)
今年は、家族全員で森下暢仁選手に注目しています。昨年新人王に選出されるほどの抜群のピッチングが忘れられず、今年は家族で応援しようと決めて、ユニフォームなどの森下グッズを大量に購入して応援しています。「2年目のジンクス」とならないよう、家族一同エールを送りたいです!
モノマネのレパートリーは、緒方孝市元監督と新井貴浩さん
STUに入ってからはお仕事でもカープに関わらせてもらうことが増えました。「それ行けカープ リレー映像」の出演が決まったときは感無量でした。ずっと球場で見ていた憧れの映像だったので、「まさか自分が出演するなんて」と。1年間球場で流れる大事な映像なので、最高のコンディションで撮影に挑もう!と決めて、1週間前から睡眠時間や食生活を気にして完璧な状態で撮影しました。
STUのプロフィールの特技欄には、「カープ選手のモノマネ」としっかり書いています。もともとモノマネをしていたわけではないのですが、何かカープに関することを書きたいと思って、必死に練習しました(笑)。
今のレパートリーは緒方孝市元監督の優勝インタビューと、新井貴浩さんのバッティングです。全身が映るステージであれば新井さんのバッティング、テレビ番組のように上半身しか映らない場合には緒方監督のインタビュー、と場面によって伝わりやすい方を選んでいます。以前新井さん本人の前でモノマネを披露する機会があって、そのときは足が震えるほど緊張しました(笑)。自分は度胸がある方だと思っていたのですが、まだまだでしたね。
いずれは始球式をしてみたいとずっと思っていて、近々その夢が叶いそうです!8月28日の阪神戦で、始球式に初めて挑戦します。アイドルになって少しずついろんな夢を叶えられるようになりました。頑張りますので、ぜひ観ていただけると嬉しいです!
取材はZoomにて。背景はマツダスタジアムで、自前のユニフォームを着てきてくれた