2023/03/28
3月末、いよいよプロ野球が開幕する。スカパー!では、今年もプロ野球を徹底放送。それに先駆け、「スカパー!プロ野球12球団応援プロジェクト」として、各チームの応援団長が就任した。
今回は、中日ドラゴンズの応援団長を務めるBOYS AND MEN・辻本達規にインタビューを行い、ファンになったきっかけやチームの魅力について語ってもらった。
――ドラゴンズファンになったきっかけは?
「子供の頃からずっと野球をやっていて、プロ野球も好きで観ていたのですが、グループに入ったばかりの時に忙しくて野球を観ていない時期があったんです。そんな時に、お仕事でルーキー時代の柳裕也投手と一緒にロケをすることがあって、その時に柳投手がすごくフレンドリーに接してくれて、ロケにも真摯に取り組んでくれたんです。野球選手にとって本業ではない番組出演に真摯に全力で取り組んでくれたことが個人的にすごく衝撃を受けまして、その時に柳投手のファンになって、『これからは柳投手とドラゴンズを応援しよう!』って決めたのがきっかけです」
――柳投手とはよく一緒にお仕事されていたり、公私共に仲が良いという印象です。
「そうですね。よく一緒にやらせてもらっていますし、奥さんと一緒に球場に応援に行ったりもしています。ちょうど柳投手の誕生日に奥さんと一緒に試合を観に行って、その後、柳投手の家に内緒でお邪魔して、奥さんとお子さんと一緒にバースデーサプライズをしたこともあります(笑)」
――チームのどんなところに魅力を感じていますか?
「12球団の中で一番、地元の選手を発掘したり、大切にしたり、起用しているので、そういった意味では地元のスターがどんどん羽ばたいていくところが見られるというのが一番の魅力かなと思います」
――ファームで注目している選手はいますか?
「入れ替えが激しいのでファームにいるかは確定していないですけど、ブライト(健太)選手の思い切りの良さとガッツとキャラクターっていうのは、今までのドラゴンズにあまりなかったもので、戦力だけじゃなくチームの雰囲気も変えられるので、非常に楽しみな選手ですね。あと、福島(章太)投手は、みんな口をそろえて『良い』って言っているし、実際に球もすごくいいので、福(敬登)投手に代わる中継ぎとして入り込めたらすごくいいなって思っています」
――ファームの魅力は?
「一軍に比べると観客もたくさん入っているわけではないので、打球音だったり選手の声が聞こえるし、二軍は二軍で活気を持ってやっているので、大崩れすることもあるんですけど観ていて楽しいですね。選手もチームも勝つこと優先するのではなくて目的を持ってやっているので、ピッチャーだったら『今日はもう、わざとストレート系しか投げないようにしているな』という時もあるので、試合の勝ち負けとは別の違った楽しみ方ができるのも魅力ですよね」
――本拠地のバンテリンドーム ナゴヤの楽しみ方は?
「他の球場もやっているのですが、選手プロデュースの“球場飯”があるので、推しの選手の考えたご飯を食べるっていうのは現地ならではの楽しみ方ですよね。あと、個人的な楽しみ方としては、バンテリンドームは広いのでなかなかホームランが入らない球場なんですけど、僕は大体グローブを持って内野席に座って、ファウルボールを取れるように身構えています(笑)。わくわくして構えているのですが、隣が小学生だったりして並んでグローブを構えている時は、さすがに不思議な感覚になりますけど(笑)」
――やはり観戦は現地に限りますか?
「生で目の前でやっている感覚を感じながら、携帯でスカパー!の放送を観ながら、観戦しています。やっぱり映像の方が球種やコースは鮮明に分かるので、携帯でそういったところを観つつ、現地では生の音を楽しんだり、野手のポジションを見ています。中継だと映らないので。1アウト2塁で外野がどこまで前に出ているかで、『絶対1点もやらない』なのか『1点はしょうがない』なのかという意思も汲み取れるので、勉強という意味でも注目して観ています」
――最後に応援団長としてメッセージをお願いします!
「子供が減っているということもあって、だんだん野球人気が衰退しているという現状は、野球で育ってきた僕としてはすごく寂しいので、『野球ってこんなに面白いし白熱する』っていうことを何とか伝えられたらと日々思っています。WBCの盛り上がりもありますが、プロ野球も本当に面白くて、ほぼ毎日試合があって、それが143回楽しめるツールってなかなかないと思うので、もっと多くの人に野球を好きになってもらって、楽しんでもらえたらと思います。そして、今年の立浪ドラゴンズがどうなっていくのかをリアルタイムで見てほしいなと思います!」
文=原田健